乾燥肌とかゆみのメカニズムとは?原因と対処法について
特に冬になると顔や体に痒みを感じてしまう人はいませんか?
痒すぎて夜中に起きてしまう・・なんて人も少なくないはずです。
加湿器等を意識して使用してみるものの、やはり体の痒みにあまり変化は見られません。
皮膚から粉のようなものが出て見える人も周りに1人や2人は目にするはずです。
そんな肌の痒みとどうにかしてオサラバしたいと思いませんか?
今回は乾燥してくる冬の季節になると何故痒みが強くなってしまうのか、どういう仕組みで痒くなるのか、またはその痒みの対処法としてお勧めのものはあるのか等について詳しく説明していきます。
特に乾燥に悩んでいる人は是非一度読んでみて下さい☆
乾燥肌とかゆみのメカニズム
何故肌が乾燥してしまうのかと体質等にも寄りますが、周りの環境の変化によって肌の水分が奪われてしまう為、皮膚の表面がカサカサになり、乾燥してしまうのです。
冬になれば暖房器具をほとんどの家庭で使用します。
その上、外の湿度も20%、30%等に下がり、家事が起きやすい季節とも言われている程です。
更に年齢を重ねていくと肌の表面の皮脂も少なくなってしまう為、空気の変化に肌は影響を受けやすくなっており、乾燥する季節は乾燥しやすい状態になってしまうのです。
更に詳しく説明していきますね。
皮膚は何層にもなっており、外側から角層、顆粒層、有棘層、基底層と4つの層に分かれています。
その中で重要になってくるのが角層です。
角層がとても健康な状態であれば外からの刺激を跳ね返したり、異物を肌に取り入れる事なく、健康でツヤのある肌を手にする事が可能になります。
更に肌の元々含んでいる水分をも外に逃がしてしまわないようにしている働きをもっているのです。
ところがあまりにも空気が乾燥してしまったり、スキンケアを怠っていると肌が乾燥し、この大事な角層がひび割れてしまったり、隙間出来てしまったりという現象が起こります。
このような状態になればもちろん肌の潤いも閉じ込めておく事が出来ず、増々乾燥した肌になってしまうのです。
更にこのような状態をほおっておくと「かゆみ」を感じるようになってきます。
特に肌を見ても何ともないのにかゆくなる事ってありませんか?
それはかゆみを感じる神経が皮膚の表面まで伸びてきてしまう事が原因だと言われています。
痒みを感じれば大抵の人が我慢できずにかいてしまいます。
すると肌の角層はますます剥がれてしまい、健康的な肌から遠くなってしまうのです。
まさにこのような悪循環によって乾燥肌とかゆみはひどくなる事も十分に考えられるのです。
かゆみを無くす為の対処法
さて、乾燥肌と痒みのメカニズムがなんとなくわかった所で次はどうしたらこのかゆみを無くす事が出来るのかを説明していきます。
ただ、この方法も個人差があるのでかゆみが無くなる人とかゆみの度合いが減る人等の差は出てくると思うので注意して下さい(^^)
最も重要な事は肌を「乾燥させない」ようにするという事です。
ではどのようにすれば良いのかを以下でいくつか紹介します。
保湿をしっかりと行う事
肌が乾燥してしまうので当然の事ですが、クリームやオイル等を体全体に塗ってあげる事が大切になってきます。
この際化粧水のようなものはなるべく避け、クリームやオイル系の物がお勧めです。
化粧水の物だと水分が渇きやすくなってしまう為、折角付けても効果を継続させる事が難しくなってしまうのです。
乾燥の季節はありとあらゆる箇所が乾燥してきます。
足さきから背中、顔全体に付けてあげて下さい。
加湿器の設置
冬になるとどうしても部屋の中が乾燥になりがちです。
少しでも部屋の湿度を上げる為に洗濯を部屋の中で干す事も一理ありますが、太陽が出ている日であれば外に干した方が洗濯ものにとってはベストです。
よって加湿器等を購入して部屋に置く事で簡単に部屋の湿度を上げる事が出来るのでお勧めです。
加湿器も2,000円程度で購入する事ができるので是非試して欲しい1つです。
お風呂の入り方
✅ 温度は高くしない事です。
温度を高くし過ぎてしまうと皮膚が刺激されてしまい、かゆみを伴う事がある為、可能であれば39度から40度程度の温度にして下さい。
✅ 肌を洗う時ですが、肌に刺激の無いタオルを使う事です。
もしくは素手でも良いので優しく泡で包みこむようなイメージで洗って下さい。
✅ 肌に保湿を与える成分がある入浴剤を入れて入る事もとてもお勧めです。
お風呂から上がった後も肌のしっとり感を感じる事が出来ます。
✅ 最後にお風呂から上がった際にタオルでゴシゴシ拭くのではなく、押し当てるようなイメージで拭いてあげます。
ゴシゴシと拭いてしまうと肌を痛めてしまう事になるのでお勧めできません。
食事法
食事から乾燥を予防するなんて無理と考える人もいるかもしれませんが、乾燥対策にお勧めの栄養素は実は存在します。
ビタミンA,B,C,Eや亜鉛、たんぱく質等を積極的に摂取する事で肌を内側から支える事が出来るようになるのです。
以上のような方法で肌のかゆみを少しでも軽減できるよう試して欲しいと思います。
これで毎年訪れる冬も安心して乗り越えられるかもしれませんよ☆